Googleアカウントのデータを後世に残す方法

死んだあとの事なんて考えたくもないけど、撮りためた写真とビデオは後世に残したい。

というのも、以前、妻の幼少時代の8ミリフィルムを妻の実家で観た時、なんだか温かい気持ちになって、世代を超えて映像を残すって、すごく良いなぁ。と思ったのだ。


今、写真とビデオはすべてPicasa(Google+)に保存していて、仮に自分が今死ぬと、誰もアクセスできない状態になってしまう。そして、いずれクレジットカードは利用停止となり、撮りためた大切なデータは消えてしまうだろう。

ということで、少し調べてみた。

こんな時のために、Googleは2つの救済措置を準備しているようだ。



故人のアカウントに家族がアクセスする


Googleのヘルプによると、故人の身分証明書や死亡診断書など添付してGoogleに申請すれば、法的手続きを経て、故人のアカウントの内容が提供できる場合があるそうだ。
亡くなられた方に代わって、その方の Google アカウントの内容にアクセスする必要がある場合、ごくまれに故人の正式な代表者に対してアカウントの内容を提供できる場合があります。お悔やみを申し上げますとともに、ご協力とご理解のほどよろしくお願いいたします。
引用元:故人のアカウントへのアクセス

死亡証明を英訳したり、法的手続もあるとなると、ちょっと大変な気もする。


アカウント無効化管理ツール

もう一つの方法がこっち。そして今回設定してみた。

要するに、Googleアカウントに数ヶ月アクセスがなければ、アカウント主は死んだとみなし、あらかじめ指定していた親しい人にアクセス権を譲渡する。という機能だ。

親しい人は妻として、設定してみた。

まず、Google アカウント設定のデータツールにアクセスし、アカウント無効化設定ツールを設定をクリック。


説明をよく読んで、次へ進む。


タイムアウト期間を設定する。アカウントのアクセスが無くなってから、何ヶ月後を死んだとみなすかだ。デフォルトの3ヶ月としてみた。考えたくもない恐ろしい設定だ。


携帯電話番号を追加をクリックし、電話番号認証を行う。国番号が付いているので頭の0は省く。確認コードを送信をクリックして、しばらくするとGoogleからショートメッセージが届くのでメール記載の確認番号を入力。


次に、信頼できる人の追加だ。最大10人まで登録できる。今のところ妻を登録しておくことにした。子が育ってメールアドレスを持つぐらいになったら追加してもいいかもしれない。


妻のメールアドレスを入力。この時、この連絡先とデータを共有をチェック。こうしておくと次の画面でGoogleのどのデータを譲渡するか選択できる。


譲渡するGoogleのデータを選択する。とりあえず全てにしてみた。そして妻の携帯番号も入力。妻がダウンロードするときに携帯電話認証が行われるようだ。


そしていよいよ、メッセージの入力。このメッセージは、タイムアウト期間後に相手に送信されるメールだ。言ってみれば遺書だ。自分が死んだことを想定して文章を書くのだ!辛すぎる!嫌だ!死にたくない!


・・・書き終わったら、最後にアカウント無効化ツールを有効にする。データを全削除するオプションもここで選べるようだ。


注意したいのは、追加した親しい人のメールアドレスや電話番号変わったら、この設定もきちんと変更する必要があるということだ。

普通の人は死んだ後の事なんてあんまり気にしないのかもしれない。全削除したいという人の方が多いかもね。

気になる人はお試しあれ。

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