2011/05/23

映像を次世代に残すために

当ブログ、すっかり日々のつぶやきの掃き溜めみたいになってしまった感は否めないが「人生の記録」という本来のミッションからは大きく外れてはいないので、もうしばらくこのカオス感を楽しんでみようと思う。

さて・・・

先日、義父から妻が1歳のころの動画を見せてもらった。

30年も前のそのカラー映像は、無音だけど予想以上に鮮明で、変わってないビール瓶のラベルや当時の街並み、人々の髪型がたいそう印象的だった。嫁が1歳なので、ちょうど一世代前の映像だ。

義父は「8ミリで撮った」と言っていた。

当時は8ミリフィルムのカメラを持っている家庭は少なかったと思う。さらに義父は、この30年間の映像テクノロジーの進化に合わせて適切な媒体にダビングしていき、そして最終的にはブルーレイ・ディスク上に保存したこの映像を義理の息子に見せることに成功していた。

まさに、映像保存の勝ち組である。

もし、8ミリフィルムのまま放置していたなら、こうはいかないだろう。
いざ見ようと思っても再生する機械を準備するだけでも一苦労だろうし、なにより、よほど保管環境が良くないとフィルムも無事ではないと思う。

今、自分のMacのハードディスクの中にある7ヶ月娘の動画を、義父がそうしたように、俺も未来の義理の息子に見せるにはどう保存していくことがベストだろうか・・・と思った。

考えてみた。

それには「記録媒体」と「動画フォーマット」について考えなくてはいけない。

まず、記録媒体。

通常はハードディスクで良いだろうが、バックアップは必須だろう。
バックアップ先は、今回の東北大震災のような災害が起きることも考え、ロケーション的に離れていると良い。
となると、DropBoxなどのクラウドという事になる。

DropBoxは、2011年現在、100Gで$199/年。なので、約1359円/月。
容量も少ないし割高感もあるが、1、2年もすればケタ違いに改善されると思う。

だので、ローカルHDに保存+クラウドにバックアップがよかろうかと。
さらに、TimeMachineで外付けHDにもバックアップされているので、ファイル消失に関してはほぼ大丈夫かと。

新しいファイルシステムが登場したとしても互換性は保たれているはず。
そうでなければ、そのファイルシステムは普及しない。


次に、動画フォーマット。

これはもう時代にあわせていくしかないと思う。
今は、iMovieに保存しているので、QuickTime ムービー形式(.mov)。
Appleが30年後にどうなっているかわからんが、互換性のない次世代の動画フォーマットになった時点で都度エンコードしていけば良いかと。

まぁ、今から30年前とこれから30年後の進化の度合いを考えると、前者のほうがより革命的に変化していると思うので、意外に30年後のMac(あるのか!?)でもQuickTime ムービーがフツーに再生できると本当は予想している。

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