選択肢と自制心
自制する力がないうちは、子供にお菓子やジュースやゲームやテレビなどは与えない。というしつけ。
多くの親がそうしていると思う。
与えない。どころか、その存在すら知らせないというところまで徹底している家庭もあるかもしれない。
これ、自分はちょっと考えが違う。というのも、
・では、いつ与えるつもりか考えているのか。
・あとで駄々をこねるのが面倒なので、ただ親が楽な手段を取っているだけではないのか。
・与えない事に変わる、体験や教えを与えているか。
・子供の様々な体験、経験の機会損失になっているのではないか。
・そういう親は自制できているのか。
など、しっくりきてない。
「子供に様々な体験、選択肢を与えた上で、自制心を身につけさせる」というやり方は無理なのだろうか。
自分の子を見ていると、3歳ぐらいでも我慢はできると思う。もちろん100%ではないけど。
例えばゲーム機を与えない。なんていうのは、自分の子供に自制心をつけさせる事ができない、そういう気がない、駄々をこねるのが面倒くさい、という事なんじゃないだろうか。
自分はゲーム機だけじゃなくても「世の中にはこういうのがあるんだよ。面白いよね。」と、いろんなものを見せたい。その上で「面白いけど、やりすぎはダメだけどね。」と教える。
もちろん暴力とか性的な奴はNGだけど。
実際にARアプリやGoogle Earthとか子供に見せると「あっすごい!」って言って感動する。動物のドキュメンタリーとか見せた日にゃ「なんで?」「どういうこと?」とか、こっちが面倒になるぐらい質問攻めに合う。これってスマホとかTVだけど、子供にとってすごい経験だと思う。
自分をコントロールする力が身についていれば、それは大きなスキルだ。酒やギャンブルや不倫やストーカー、、いきすぎか。。。まぁ、そういう自制心の無さによるトラブルとは無縁の人生を送れるはずだ。
小さい頃から経験しているいろんな選択肢から自分のやりたい事を見つけ、それを実現できる。そういう子供になって欲しい。
子供には、より多くの世界や選択肢を見せる事が親の大きな役割の一つだと思う。
それを、「ただ最初から与えない」という手法のしつけで、子供の可能性が失われるのは悲しい。
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