再生

4年前のゴールデンウィークに「右網膜静脈閉塞症」という手書きでは書けない名の病気にかかった。

脳梗塞の「目バージョン」で、要するに網膜の血管がなんらかの原因で細くなり血流が悪くなる病気らしい。
今も右目の一部は見えない。


当時は「血流が悪いね」と医者にいわれ、即入院。いろんな治療をした。
そのおかげで、まぁ血流も少し多くなり「まぁ大丈夫でしょう。原因不明だけど。」
とやや不安を抱えたまま退院したわけだ。

退院後しばらく通院し、最後の通院日に、

医者「定期的に眼科に行ってね」
俺「はい。」

というやり取りを最後に、4年眼科に行ってない。

行かなかった理由は、「俺は大丈夫」という根拠のない自信と めんどくささ のためである。


現在は20連休中でもあるので、「俺は今行かねば一生行かないな。」と思い、
重い腰をあげ、近くの眼科に行ってみた。


目の瞳孔をむりやり拡げる目薬をさされ、眼底検査。
(瞳孔が開きっぱなしになるので、かなりまぶしい。)


結果、
俺の網膜の血管たちは、この4年間で、本人の意思とは裏腹に奇跡的な完全復活を遂げており、見違えるほど太くたくましくなった血管には、A型の血潮がドクドクと流れていた。


医者「ん〜全く問題ないね。」
俺「そっすか」

見えない部分は戻らないかもしれないが、これ以上悪くなる事はない。らしい。

正直安心した。


まぶしすぎる太陽をさけながら、ドラキュラの様にふらふらと帰宅。

もっと早くに行けば良かった。俺の馬鹿。







コメント

このブログの人気の投稿

適切な技術を使い分ける技術

携帯サイトに「つぶやく」ボタンを設置する

短気になるな